CTと見学者で作る「ラテンアメリカ経済とビジネス」@関西大学 第4回

振り返りをしたよ

第4回の授業は今までの授業の振り返りを行いました。

まずは、1回目から3回目までの授業でやったことと、履修者全員の各回での授業の感想をシェア。
そのうえでグループワークを行いました。
1.この授業に対する気持ち・感想をグループ内でシェア
2.この授業の中で学びたいという気持ちが大きくなったあるいは小さくなった場面をその理由をともにあげる
3.2についてグループ内で話し合い、グループの中で最も重要だと思ったものを、その理由とともに大きくなったもの、小さくなったものについて1つずつ挙げる
4.複数のグループから3についての発表があり、内容を全体でシェア
5.今日の感想ラベルの入力
さて、このグループワークがどのような目的で行われたかというと、現在の授業運営において、出来る限り学生が学びたいという気持ちが大きくなる方向にしていくために、その気持ちが大きくなった場面はできるだけ取り入れ、逆に小さくなった場面は排除するために行いました。
このグループワークのあとは、現在、学習しているブラジル経済についての課題について担当の長谷川先生より説明。
以上で第4回の授業は終了しました。

学生の意見がどう反映されるか

現在の授業運営スタイルは、戸惑いと手探りの状態で進んできました。
今日、学生が最後に書いた今日の感想をもとに、次回以降の授業がどうかわるのか。
学生の学びがますます大きくなる仕掛けや仕組みを期待したいです。

モニタリングには文脈がある

温度計

受入検査の温度管理

ある食品工場に監査での出来事。
監査の主旨はいわゆる、都道府県版HACCPの認証取得。
現場監査が終わり、書類の監査をしている時に事件は起こった。
それは、原材料の受入検査の記録。
その記録には原材料の温度記録があるが、基準が示されていない。
基準は別途基準表で明確にしている場合もあるので、基準はいくらですか?と聞くと、
なんと!基準がないとの回答。
基準がないなら測定する必要がないのでは?→でも●℃以上の高温だったら・・→過去にあるの?→ありません
↑こんな押し問答を繰り返しながら、なぜ測定することに至った経緯を聞くと次の通りであった。

温度管理をしている理由

この会社は、ゆくゆくはISOやGFSIの国際認証取得を目指しているため、それに関する書籍等を見ていると温度のモニタリングが必要であると書かれていたので行っているとの回答であった。
確かにその類の書籍にはそう書いてあるだろう。
しかしそれは微生物による危害というのが背景にある。
この会社の場合、該当の原材料は常温品であり、商品も常温である。
そこに温度をモニタリングしないといけない文脈はあるのか?である。
確かに夏場は輸送中に温度が上がるかもしれない。ただ、原材料の購買先は所要時間5分という距離であり輸送中での温度上昇は考え難い。さらに、高温だったら・・・のコメントで問題とされる温度でもし入荷されたとしても、全品外観チェックの際に、触感でわかる温度である。
いや、それでも温度のモニタリングが必要であるとするならば、基準が必要で、基準外の措置も決めておく必要がある。
そうでなければ、そして外観検査で判別レベルであるのならば、モニタリングが必要でないし、本当に必要かを再考しなければならない。

全ての行為には文脈がある

今回のように、ゆくゆくは国際規格の認証をと考え、それに関する書籍等を読んでいると、こうしたらいい、こうすべきということが書かれている。だが残念なことに、そうすべきということに至った文脈や背景は書かれていない。
なので、こうするという行為のみを踏襲しても、そこにある文脈まで理解していないで行うと、上記のように意味のないモニタリングとなり、さらにその分作業を増やすだけである。

予防コントロールでのモニタリング

モニタリングは危害によっては必要不可欠である。そのためには基準が存在していなければならないし、基準を逸脱したらどう処置をするかを決めておかなければならない。そしてもちろん基準外となった場合には、想定される危害によって汚染されるという文脈が必要である。
これらのことを踏まえたうえでモニタリングを組み立てないと、数値を記載しているだけとなってしましい、危害に対する効果的な予防とならないことを認識する必要がある。
さらに、HARPCでは頻度についても言及している。その頻度が適切であるのか、この機会に再考してほしい。

CTと見学者で作る!「ラテンアメリカ経済とビジネス」@関西大学 第3回

授業内容

第3回の授業は、前回の授業時に各自が書いた「本日の要点」の中身を踏まえて、もう少し資料の読み込みをすることになりました。
今日の授業の流れは次の通り
1.アイスブレイク
第1回、第2回の授業は履修学生がまだ流動的だったのでグループを固定していませんでしたが、今日から今とりあげているテーマが完結するまではグループは固定されるので改めてアイスブレイク
2.ワークその1
前回の授業に配布された資料を見て、次のことを行いました。
1-8班は資料Bについて、9-15班は資料Aについて、与えられたポイントに焦点をあて内容を読み解く。
これをまずは各自で行い、そのあとグループで話し合い、話し合った結果をLMSで入力
3.ワークその2
1-8班は9-15班の結果を、9-15班は1-8班の結果をみて、
なぜだろうと疑問に思ったこと、もう少し詳しく知りたいことを各自でアウトプットした後、グループで話し合いLMSで入力
4.まとめ
本日の授業の要点と感想を各自でLMS入力

見学者もグループワークに加わる

今回から、見学者もどこかのグループの中に入り、一緒に話し合いに参加しました。
そのため、各々のグループ内での空気・状況がよくわかり、改善点を見つけられました。
これは、見学者がグループワークに加わったので、グループごとに、この空気や状況の違いがわかること、そして比較できたからだと感じています。
この改善点をCTがどう乗り越えていくのか、次回の授業が楽しみです。

多くの方に見学に!

今回の授業は見学者の方がなんと9人!その中には関大の教員の方もいらっしゃって、今回の試みに興味をもっていただきうれしかったです。
引き続き、興味のある方はいつでも見学にお越し下さい!

社会人のためのデータサイエンス演習開講@gacco

gaccoで学ぶ春がやってきた

gaccoで継続的に学習をしていますが、
その中でも好きなのが、東京大学の栗田先生、中原先生が講師をつとめている「インタラクティブ・ティーチング」と
統計学&データサイエンスシリーズ。

統計学&データサイエンス

こちらは総務省統計局が主となり昨年秋より「統計学Ⅰデータ分析の基礎」「統計学Ⅱ推測統計の方法」「社会人のためのデータサイエンス入門」と続き、
本日4月19日より「社会人のためのデータサイエンス演習」が開講になりました。
このシリーズは従来から、講義など概念的な話ではなく、実際に演習をすることが多々あるのですが、今回はさらにそこに重点をおき、ビックデータを扱うことを前提としているようです。楽しみ☆
これからしばらくgaccoとともに過ごす楽しい時間が増えそうです。
なお、「社会人のためのデータサイエンス入門」も開講中なので、いきなり演習は・・・という方は並行してこちらもぜひどうぞ♪

ちなみに冒頭のインタラクティブ・ティーチング4回めは、
今月4月27日開講&ラストチャンスです!

Question Formulation Techniqueワークショップに参加しました

問う力

わからない時、学びたい時に質問をするというのは有効な手段です。
しかしながら、その質問の質によって得られる回答の質は異なってくるし、返ってきた答えが自分が欲していたものとは違っしまうことがある(これは実際に多々ある)
そのためには、どのように質問をするかを身につける必要があり、今回はそのワークショップでした。

QFTワークショップの概要

1.講師よりあるワンセンテンスが与えられます。
2.このワンセンテンスに対して質問を考えていきます。このとき可能なかぎりクリティカル・シンキングで考えた方が多くの質問が出てきます。
3.たくさん出てきた質問の中から優先順位の高いもの3つを選び、選んだ理由を挙げます。
4・そして選んだ質問を使って何をするかを計画する(時間の都合でワークショップではこれは割愛)

そして、QFT( Question Formulation Technique)の方法に従って振り返りを行いました。

あるひとつの事象を学ぶときに、教育の場ならば教員から学生に質問をして学んでいく構造ではなく、学びのトリガーとなるワンセンテンスを教員が提示することにより、学生自身がそれに対する質問を考えて、本質にたどり着くための学びをしつつ、質問の仕方を身につけ、最終的には高次の思考力を身につけるのがこのQFTの狙いです。

QFTの今後の活用

今回は、さわりの部分だけでしたが、他の協調学習とのコラボにより面白い学習方法ができそうなので、早速その設計に入っています。

それと同時に、この手法は教育以外の場面でも使えるので機会あるごとにやっていきたいです。

ふるさと納税で支援しようよ。

この度の九州地方を襲った地震により被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。

被災地に何かをと思い、友人と話していて友人も本当に必要なところに届け欲しいよねと言ってたのを思い出し、気がついたのが「ふるさと納税」
これなら、市町村にピンポイントで確実に送ることができるのでこれを選択しました。
ふるさと納税をするためのサイトはいくつかあります。
さとふる
ふるさとチョイス

これをしたというと、平時はいいが返って手をわずらわす・・・という意見を言う方もいますが、次のようにすれば問題ありません。
1.クレジットカード決済にする(当然!)
2.特産品は辞退する(それが目的じゃないしね)
3.非課税の手続きは年末まででいいやーと思う。あるいは万一できなくてもいいと思うand/or思える金額でする

一度に多額をする必要はないし、毎月少しだけでもやってみませんか?

CTと見学者で作る!「ラテンアメリカ経済とビジネス」@関西大学 第2回

今年度は関西大学!

昨年2015年前期、京都精華大学の筒井先生担当の「グループワーク概論」で見学者としてお世話になりましたが、筒井先生が退官されたため、今年度は京都精華大学でCTを使っての授業がなくなりました。しかしながら、同じスタイルでやってみたいというお申し出が関西大学の長谷川先生からあったようで、関西大学に舞台をを移し、筒井先生は授業デザインという立場で参画、そし今までと同様にCTを使った授業が始まり、私も昨年と同様に見学者として参加しました。
実は第一回の授業は4月7日だったのですが、その日は仕事の都合で参加が難しかったため、本日第2回からの参加となりました。
科目名は表題の通り「ラテンアメリカ経済とビジネス」、履修学生は約80名。対象学部は商学部

グループワークとICT利活用

授業のベースはアクティブラーニングなので、反転授業があり、グループワークを中心に進められます。
今日の授業の進行は、
1.グループのアイスブレイク
2.反転授業理解度ワーク
・反転授業の映像が何を伝えようとしているか、キーワードを3つグループで話あって決めて、入力
・反転授業の映像と上記のグループで話し合った結果を踏まえて、2009年のブラジルについて簡潔にまとめて入力
・授業中に配布された資料と反転授業での動画をもとにブラジルを舞台にある人の生活をイメージして文章にする。その時指定されたキーワードと資料が結びつくようにする。これをグループで話あって、入力
3.ふりかえり 
今日の授業内容での要点と感想を入力

それぞれの内容の進行において入力とありますが、これは今年度から関西大学のLMSを利用し、スマホで入力をするスタイルで授業が進められています。
今日は、学生がどの程度のスピードで入力するか把握しきれなかったので、少し時間に余裕をもたせた形でしたが、想像していた以上に早く入力することがわかったので、これは次回からさらに授業を掘り下げることができる一要因になりそうです。

今回の見学者としての位置づけと私個人の目標

今回ははじめての参加ということもあり、グループ数も15と多かったので、全体の雰囲気を見てまわりながら、時々グループワークが停滞気味なところにアドバイスをしたレベルでしたが、来週からは役割を与えられたので、それも行いつつこの授業がさらにアクティブになるようにしていきたいです。
見学してみたい(^^♪ という方はぜひお越しください!

パワポだけで作る動画作成・編集講座を行いました

画像

Powerpointでもできる

授業や講座に自分で作成した資料を動画にする人はたくさんいらっしゃいます。
その時に使うツールとして世の中には色々ありますが、動画を作る以前にそのツールを使いこなすのに時間がかかったり、OSの環境の違いで使えないことが多々あります。
そこで!
家のPCも学校もWindowsでpower pointなら使えるよ♪ という方を対象に、パワポで授業等の資料(動画)を作成・編集する講座を行いました。

動画作成アドインを使う

パワポには、Office Mixという動画作成のアドインがあり、これを使うことによって動画の作成・編集が可能になります。
なので、まずはこれをインストールし、パワポで作ったスライド状態のものを動画にする過程で手書きを加えたり、音声をいれて動画を作成。
それに慣れたら、他の動画をその中に張り付けて編集。
また、クイズアプリがあるので、それを使って小テストの実施やその説明に使う方法を説明。
いくら小テストの説明といっても、同じことを数クラス分しないといけないとなると、労力も半端じゃないですよね。
さらに、できたものをアップロードし、それをQRコードにして配布する方法も学習しました。
参加者のみなさんは少しずつ出来上がっていく自分の動画にワクワクで講座終了後、早速できたものを教えてくださいました。

次回の予定とお問合せ

今回は新学期が始まるにあたり、春休みに開催しました。次回は夏休みに行おうかと思っています。
そして、今回はなかった内容を盛り込む予定にしています。
もちろん、オンラインでも開催も行っていますので、興味のある方はお問合せくださいね。


講座の詳細は末尾に載せてますので、参考にしてください。
世間はIpadや動画作成ツールやアプリ花盛りで、それを使わないといけないのかなぁ?パワポではだめなのかな?と悩んでいる方が多いようですが、パワポだけでOKです。
目的は、動画作成職人になることでなくて、学生の理解が深まることなのでそこにフォーカスしていきましょう~(^^♪


パワポだけで作る動画作成編集講座2016春

「Office Mixについて」
「Office Mixでできること」
「スライドを動画にしてアップロードしよう」
「ペンの設定」
「ペンの手書きを加えよう」
「オーディオの設定」
「音声やビデオを加えよう」
「ビデオをトリミングしよう」
「モニターやドキュメントのスクリーンショットを挿入しよう」
「スライドにビデオを(You tube)を挿入しよう」
「スライドにクイズアプリを入れよう」
「クイズアプリの説明」
「クイズアプリのセットの仕方」
「クイズアプリを使った授業」
「QRコードでみんなに知らせよう」
「QRコードの作り方」
「QRコードをみんなに知らせる」

 

識別は神様ではない

不適合品の誤使用ニュース

こんなニュースが流れてきた。
回収ローストビーフ、客に提供、廃棄忘れ
不適合品(つまり廃棄処理しないといけない製品)を誤って提供していたとのこと

不適合品の内訳は、回収したのが50kg、
工場内で出荷停止になったものが220kg
これらのうち80kgが提供された。
原因は「回収した商品と在庫が混在し、廃棄するのを忘れていた」

この手の話があると、すぐに5Sができてないからだ、識別できていないからだ、
間違えないように識別するには・・・という話があがるが、本当にそうだろうか。
もちろん、原理原則として識別するのは当然のことである。
しかしながら、識別だけで防ぐことはできると考えることがそもそも間違っている。
ミスが発生するかもしれないと考え、他の方法で防ぐことを考えないといけない。
(リスクベースでの予防コントロール!)
上記の事例で考えると、「棚卸」と「歩留まり管理」は有効な防止策になりえる。
さて、どういうことか。

棚卸と歩留まり管理で不適合品を管理する

棚卸

工場内で出荷停止になった220kgは仕掛品であり、この会社の資産であるので、棚卸を行い簿価で計上しているはずである。出荷停止になったのが2013年であるならば、少なくとも2013年度と2014年度の決算はおこなっており、その時にこの廃棄しないといけない製品に対して何もアクションはなかったのか?
もし計上されていたにも関わらずそのままスルーしていたのなら、それは管理職あるいは経営層の責任である。
さらに、廃棄するものだからということで計上していなかったと仮定しよう。そうなるとこれは適切な経理処理をしていないことになる。

通常、不適合が発生した2013年度中に、廃棄稟議によって廃棄処理が決済されていると考える。それならば、廃棄されたことを最後まで確認していない管理職に責任がある。
廃棄されず工場内にあるのならば、その旨を記して棚卸させるべきである。

歩留まり管理

現場管理者にとって、工程ごとの歩留まり管理は重要で、わずかな数値の上下に一喜一憂するのが常である。そして、その数値が異常値であった場合は、何かあった?と気になる。
廃棄すべき製品が誤って使用されたのならば、歩留まりが急によくなるので、おや?となる。
場合によっては、前工程ででの出来高よりも投入量が多いという論理的にありえない事態になるし、それに気が付かないわけない。
そう考えると歩留まり管理はされていなかったのかもしれない。


 

識別は神様ではない

このようにに考えると、識別以外の方法で不適合品の流出は防ぐ方法はあるし、
これは、自主回収の原因のひとつである包材の誤使用の防止策にも利用できる。
そして、識別だけで再発防止をしようとするから、5S活動が疲弊するのである。
知識はジクソーパズルのように複数の要素から構築されていく。
それと同様に現場の管理も複数の要素で構築しなければならない。

FSMA 輸送に関する規則がFinal ruleになりました

Food Safety Modernization Actの規則のうち、「Sanitary Transportation of Human and Animal Food 」がfinal ruleとなりました。

Sanitary Transportation of Human and Animal Food(食品と家畜試料の衛生的な運送)内容

proposed ruleまでの内容を知っている人もいるかもしれませんが、簡単に規則について説明

  1. 対象:米国内の輸送業者、(米国からみた)外国の輸送業者も適用
    規則の文章をみると、適用者が荷主、荷受人、積み込み業者、運搬人としており、米国で消費・流通する商品である限り、その輸送段階にはすべて適用されるという文脈です。
  2. 食品輸送装置の清潔さと汚染防御の義務
  3. 運送に関する情報(温度管理、交差汚染防御など)
  4. 運輸に従事する人のトレーニングとその記録
  5. 記録の作成と保存(温度管理、洗浄、前に積まれていた荷物など)
  6. 免除規定:企業規模のみならず、食品の種類によっても免除あり
    例 飲料に使う炭酸ガス、食品として利用される生きた状態の家畜、生の貝類、加工なしに動物性食品として使用するためのヒトの食品副産物

最終規則で変更された点

  • 運送業者の定義
    次のものは免除になりました 包装資材の運送、生の農産物(RAC)の運送
    その他詳細な部分も変更されています。

規則の効力は、中小企業が規則発表から2年後、その他の企業は1年後


 

現場ではどう捉えるかについては、改めてセミナー等でお話ししたいと思います。