本当にHACCPでいいのか

HACCPの歴史

平成26年(2014年)5月12日厚生労働省通知、「食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針」でHACCP導入型管理運営基準が規定され、2016年1月13日、厚生労働省はHACCP導入を、食品関連企業に対して段階的に義務化する方針を固めたと報道された。
それをうけて、行政ではHACCP導入型管理運営基準を導入させるべく東奔西走しており、その説明会に参加した。
そももそも、製品が安全であるかどうかを考えるとき、抜き取り検査では、生産者危険と消費者危険を決めて、抜き取り数と合格判定個数が決められる。
NASAが要求した安全性は、不良率1PPM以下で、抜き取り検査を設計すると、とんでもない抜き取り数となり、実用的ではない。そこで、工程管理をきちんとし、その記録を残すという方法であるHACCPが考えだされた。
しかし、HACCPではどうしても管理できないものが一つある。それはいわゆる一括表示である。

自主回収の現状

独立行政法人農林水産消費安全技術センターが集計した自主回収情報によると、2014年度の自主回収950件のうち約半数の476件が表示不適切が理由で自主回収となっている。そしてこの表示不適切の原因の大半がアレルゲンの表示欠落やミスである。

HACCPにより工程管理がされている場合、可能性のある危害については非常に低い不良率で管理されている。しかしながら、何らかの理由で製品の仕様が変わり、それが一括表示の変更に影響をおよぼす場合、この管理については、原稿のHACCPの7原則12手順ではフォローしきれない。
HACCPで管理している危害によるリスクが発生したとしても、即生死に関わる事例は少ない。しかしながら、アレルゲンの表示が欠落していた場合は、即生死につながる。
そう考えたら、どちらが重要だろうかは言わずともわかるはずである。

本当の安全のために

よって、これの仕組み化を進めている。
決められたことはしないといけないが、決められたことしかしてはいけないという決まりはない。
決められたフレームを大きく越えて考えた事柄が有機的につながることによって新しい世界が広がる。
さぁ、枠を越え、越境しよう!

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