ジャーサラダはフードテロ?!

世間では、少し前からジャーサラダというものが流行している。
どのようなものかわかりやすくいうと、
高さのあるジャムのような瓶に野菜を詰める→保存する→食べる
というものである。
瓶が透明であるため、何層にも積まれていく野菜は見た目に美しく、食欲をそそる。
しかし、その一方で食中毒の問題もある。
食中毒を引き起こす微生物には大きくわけて2種類ある。
ひとつが、増殖するために酸素を必要とする微生物(以下、好気性菌とする)
もうひとつが、増殖するために酸素を必要としない微生物である(以下、嫌気性菌とする)
私たちが日常生活で、あ、腐って嫌な臭いがしてる、ぬるぬるしてる、カビが生えているなどよく遭遇するのは、好気性菌が増殖した結果である。
この場合は、私たちの五感で食べる前に異常を感じることができる。

しかし、ジャーにビッチリ野菜をつめ、場合によってはオイルを入れたりする。そして蓋をする。
この蓋は食べるまで開けない。
こうすると、酸素のない嫌気性の状態が作られる。
この状態で増殖するのが嫌気性菌であるボツリヌス菌である。
ボツリヌス菌は増殖する過程で毒素を産生し、この毒素によって健康被害=食中毒が起きる。
そして、この毒素は自然界で最強の毒素と言われている。
どのくらい最強かを、体重60kgに人間の致死量で表すと、


ヘビ毒(タイガースネーク)0.6 mg、
フグ毒は0.03 mgである。
ボツリヌス毒素は0.00006 mg(一億分の六グラム)→約500gで地球上の全人類滅亡


今年の4月にアメリカでは、家庭でつくった野菜のビンづめが原因でボツリヌス菌による食中毒が発生し、1名が死亡している。

もちろん、ボツリヌス菌が増殖するような環境でない場合は、一般生菌が増殖しつづけている。
五感で感じるには相当数の菌数になっているわけで、市販されている加工食品と比較すると、ありえない数値だったりする。
よって、決して作り置きのできるものではないということを念頭におき、作ったらすぐ食べるで上手に楽しんで欲しい。

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写真はCDCより

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