教室を社会に開く「グループワーク概論」まとめ

京都精華大学 人文学部 筒井教授担当科目「グループワーク概論」の授業が無事に終わった。
最終の授業は台風襲来とというアクシデントに見舞われて参加できなかったが、
それ以外は、ほぼ毎週授業に出席した。
そこで、この授業を通して感じたこと学んだことをまとめ、来年度のまだ見ぬCTへのメッセージにしたい。

学生の学びの成長

DSC_0416

この授業の目的は、チームの基盤づくり、機能するチーム、学びの共同体を創造するなかで、対人関係スキルを身につけることである。
そのスキルは、スパイラルアップしていなかなければならない。
その過程として、モジュール1、モジュール2、モジュール3がある。
モジュール1では「知る」ということを知り、モジュール2では「理解する」ということを知り、モジュール3では「相互理解、共感する」を知る。
それと呼応するのが、自己受容、他者信頼、他者貢献である。
これらをstep by stepで積み重ねていくとこにより、目標を達成することができ、学生はstudyからlearnへと転換するのである。

見学者はどのように関与すべきか

DSC_0415

では、見学者は学生にどう関与したらのいいのか。
一言でいえば、学びの促進作用である。
本授業において、モジュールごとに発表がある。
もちろん発表内容がいいのにこしたことはないが、この授業の目的はそこではなく、その発表内容をどうつくったかのプロセスが重要である。
そこを見極め、グループワークとしてもプロセスを学生が形成できるようにしなければならない。

まとめ

従来からある講義は、過度の安定を求めるがために、interestingでもexcitingでもinteractiveでもない。
では、interestingでexcitingでinteractiveな授業にするにはどのようにしたらいいのか。
それは学生自身が授業に積極的に関与すること、場合によっては主導権を握ることでこの条件を満たし、かつ安定するのである。
そのためには、学生に授けないといけないものがある。
それは「勇気」と「主体的な制御思想」である。
この授業を制御=コントロールできるという勇気は、先にあげた「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」という経験を積み重ねることで生まれてくる。
そして、主体的な制御思想は、CTや見学者からの作用で培われていく。
そうすることによって、カオスはカオスでなくなり、学生の学びの気持ちは大空へと羽ばたくのである。

教室を社会に開く「グループワーク概論」まとめ」への2件のフィードバック

  1. ytsutsui2014 2015年7月19日 / 4:40 午後

    学生自身が主体的に授業を作っていくためには、
    「勇気」と「主体的な制御思想」が必要との指摘は、まさにそれを求めてやっています。

    そこまでできたかは別にして、こちらがそれを可能にする環境を整えないと行けないと思っています。ありがとうございました。

  2. yumikohirai 2015年7月19日 / 4:54 午後

    コメントありがとうございます。
    勇気と主体的な制御思想を行動にしたのは、ライト兄弟です。空という不安定な環境を飛ぶための飛行機をあえて安定にせず、いくばくかの不安定要素を残し、それを操縦桿で制御するという勇気をもつことで飛行に成功しました。これを踏襲していけたらいいですよね。
    来年度も変わりなく授業があるようなら、その中でチャレンジしたいことがあるので、時期がきたら相談させていただきますので、よろしくお願いします。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中