トランス脂肪酸と日本人

さて、前回は米国におけるトランス脂肪酸の背景について説明したが、
今回は、日本ではどうなのかについて説明したい。

WHOは、トランス脂肪酸の摂取は総摂取エネルギーの1%未満であるようにとしています。
これに対して、米国は2.2%、日本は0.3%であり、
日本においては、WHOの提示している数字1%未満よりはるかに低い数値であることがわかります。
でも、そうはいっても個人差があるから、トランス脂肪酸をWHOの提示値より多く摂取している人がいるのでは?という疑問もでてくるでしょう。
これについては、2003年から2007年の国民健康・栄養調査をもとに、摂取エネルギーの多い人から順番に並べて上位5%の人のトランス脂肪酸のエネルギー比率を調べると、なんと、わずか0.73%
この結果からも、日本においては取り立てて騒ぐことも、緊急に対応しないといけない必要性がないことも理解できるでしょう。

日本における死因の第1位は悪性新生物いわゆるガンです。第2位が心疾患であるものの、人数でいうと第1位の約半分であること、また米国と比べると発症率が3分の1~5分の1と低い。
これらの理由により、トランス脂肪酸に関する規制の優先順位は高くないのです。

では、そもそもトランス脂肪酸とは何か?・・・・次回説明しましょう。

食品に含まれるトランス脂肪酸の食品健康影響評価の状況について(食品安全委員会)
http://www.fsc.go.jp/osirase/trans_fat.html

平成 25 年 人口動態統計月報年計(概数)の概況 (厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai13/dl/gaikyou25.pdf

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