健康食品に関する勉強会に参加しました

第12回食と農の安全・倫理シンポジウム「健康食品を考える」に参加しました。
報告は次の通り。
1.「健康食品の実態と利用を考える」独立行政法人 国立健康・栄養研究所 情報センター長 梅垣 敬三氏
2.「健康食品に対する消費者のリスク認識」 京都大学農学研究科「食と農の安全倫理論」寄附講座・特定助教 鬼頭弥生氏
3.「健康食品のリスクコミュニケーション」京都大学農学研究科「食と農の安全倫理論」寄附講座・特定准教授 工藤春代氏

1.健康食品の実態と利用を考える
よく“いわゆる健康食品”という言葉が使われるし、私もよく使うがこれは、健康食品という言葉に法的定義がないから。
健康食品における健康被害は報告されており、健康食品といいつつ、無承認無許可医薬品に該当するものがある。
医薬品との併用による相互作用には注意を要する。
医薬品を摂取していなくても、ハイリスクグループ(高齢者、妊婦、乳幼児)者の利用は注意を要する。
健康食品と賢くつきあう5つのポイント
①製品販売者の情報をうのみにしない
②医薬品との違いを認識して病気の治療目的に使わない
③体調に不調を感じたら直ちに摂取中止
④必ず生活習慣の改善につなげる使い方をする
⑤健康の基本はバランスのとれた食事と運動
健康食品を摂ることよりも先に生活習慣を改善しましょう!

2.健康食品に対する消費者のリスク認識
健康食品について消費者が目にする情報は、機能性・効果に関する情報が主で、リスクが強調されることはない。
健康食品の利用の有無にかかわらず健康食品の有用性とイメージとによって、リスクの度合いを知覚している。
健康食品に関してまんべんなく情報を与えることによってリスクを知覚する構造が変わる(精緻化する)
<私の感想>情報に左右されることが多く、さらにその情報に偏りがあるのが現状

3.健康食品のリスクコミュニケーション
グループディスカッションを主としてリスクコミュニケーションモデルを作成し、それにより健康食品へのリスク認知がどうかわるかを調査。
健康食品のリスク認知として情報提供が影響することにより有意に変化があらわれた。
<私の感想>現在、食品安全リスク評価をする能力の養成に関する研究をしており、このリスクコミュニケーションモデルも含めて、検討する必要があると感じた。

今回は健康食品に焦点を当てての報告でした。
健康食品に関しては、独立行政法人 国立健康・栄養研究所で情報提供されているので、ぜひご覧ください!
https://hfnet.nih.go.jp/