身近な食品の落とし穴についてお話しました

食中毒というと、細菌性やウイルス性のものばかりが取り沙汰されますが、一向に件数も患者数も減らない植物性自然毒による食中毒について、事例をあげてなぜそのようなことが起こるのかを話ました。あと植物性自然毒ではありませんが、身近な食品の落とし穴ということで金属容器にスポーツ飲料などを入れることによって発生する金属中毒についても注意喚起しました。

平成25年度FCP成果報告会に出席しました。

ここ数年来、農林水産省が推進している、
フードコミュニケーションプロジェクトの今年度の成果報告会に出席しました。
内容は次の通り

第1セッションは基調講演2つ
「食料産業施策を巡る情勢について」農林水産省食糧産業局長 山下正行氏
農林水産省が食糧産業として今後どのように展開していこうとてしているかのお話
「食の信頼を再考する~信頼の見える化の取り組み~」東京大学食の安全研究センター中嶋康博副センター長
信頼とともに心配・不安がどのように伝播しているのかの研究報告

第2セッションは今年度の勉強会・研究会の活動報告
今年の研究会は次のものがありました。
・FCPつながる会議
・品質監査に関する勉強会
・消費者普及システム研究会
・輸出版展示会・商談会シート研究会
・農場と食品事業者をつなぐ研究会
・FCP地域ブランチ

第3セッションは第2セッションの報告と
農林水産省食料産業局企画課食品企業行動室長の横田美香氏から説明のあった
今後の発展方向をうけて、来年度のFCPの活動内容についてグループワーク。
これが盛り上がる盛り上がるw
枠のなかで、討議するグループもあれば、いい意味で大いに枠からはみ出すグループもあり。
いくつかのグループが発表のあと、各グループから話のでた結果を集計し、
来年度の勉強会・研究会が決められるとのこと。
来年度もますます楽しみです。

健康食品に関する勉強会に参加しました

第12回食と農の安全・倫理シンポジウム「健康食品を考える」に参加しました。
報告は次の通り。
1.「健康食品の実態と利用を考える」独立行政法人 国立健康・栄養研究所 情報センター長 梅垣 敬三氏
2.「健康食品に対する消費者のリスク認識」 京都大学農学研究科「食と農の安全倫理論」寄附講座・特定助教 鬼頭弥生氏
3.「健康食品のリスクコミュニケーション」京都大学農学研究科「食と農の安全倫理論」寄附講座・特定准教授 工藤春代氏

1.健康食品の実態と利用を考える
よく“いわゆる健康食品”という言葉が使われるし、私もよく使うがこれは、健康食品という言葉に法的定義がないから。
健康食品における健康被害は報告されており、健康食品といいつつ、無承認無許可医薬品に該当するものがある。
医薬品との併用による相互作用には注意を要する。
医薬品を摂取していなくても、ハイリスクグループ(高齢者、妊婦、乳幼児)者の利用は注意を要する。
健康食品と賢くつきあう5つのポイント
①製品販売者の情報をうのみにしない
②医薬品との違いを認識して病気の治療目的に使わない
③体調に不調を感じたら直ちに摂取中止
④必ず生活習慣の改善につなげる使い方をする
⑤健康の基本はバランスのとれた食事と運動
健康食品を摂ることよりも先に生活習慣を改善しましょう!

2.健康食品に対する消費者のリスク認識
健康食品について消費者が目にする情報は、機能性・効果に関する情報が主で、リスクが強調されることはない。
健康食品の利用の有無にかかわらず健康食品の有用性とイメージとによって、リスクの度合いを知覚している。
健康食品に関してまんべんなく情報を与えることによってリスクを知覚する構造が変わる(精緻化する)
<私の感想>情報に左右されることが多く、さらにその情報に偏りがあるのが現状

3.健康食品のリスクコミュニケーション
グループディスカッションを主としてリスクコミュニケーションモデルを作成し、それにより健康食品へのリスク認知がどうかわるかを調査。
健康食品のリスク認知として情報提供が影響することにより有意に変化があらわれた。
<私の感想>現在、食品安全リスク評価をする能力の養成に関する研究をしており、このリスクコミュニケーションモデルも含めて、検討する必要があると感じた。

今回は健康食品に焦点を当てての報告でした。
健康食品に関しては、独立行政法人 国立健康・栄養研究所で情報提供されているので、ぜひご覧ください!
https://hfnet.nih.go.jp/