最近よく聞く“COPD”ってなに?

先日、医師であるお友達のところで、COPDのことが話題になったので、ちょっとまとめてみることにした。

そのためには、厚労省の健康日本21(第2次)から話さないといけない。
健康日本21とは、21世紀における国民健康づくり運動のことで、あるべき姿を目指して基本的な方向、目標が設定されている。
この健康日本21が5年ごとに見直しされており、ちょうど今年2013年が見直しされ健康日本21第2次として方針が出された。
この健康日本21第2次の基本的な方向-生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底の中に今回COPDの認知度の向上という項目が織り込まれた。

COPDの90%以上が喫煙が原因とされる呼吸器疾患で、喫煙という生活習慣が要因となることから、肺の生活習慣病とよばれている。
自覚症状としては、息切れや咳の増加、活動量の低下などの症状があり、生活に支障をきたすうえ、長い間気づかないうちに症状が進行していく。
厚生労働省の人口動態統計によると、2011年には日本の死因順位9位、死亡者数16,ooo人をこえている。しかしながら、症状が良きぢれや咳・痰といった通常の生活でも起こりうる症状のため、検査を受ける機会が見逃されていることが懸念されている。
さらに、これまでの健康づくりの中心であった肥満や肥満からの疾病対策とはまた異なるアプローチが必要であり、大きな課題となっている。
そこでます、COPDとは何かを知ってもらうことが今回の第一の目標として掲げられている。

COPDは糖尿病などの生活習慣病へも大きく影響し、重症化すると栄養障害や筋力・筋量の低下を引き起こすため、喫煙はがんや糖尿病などのコントロールに加えて、COPDに直接影響することを認識してなければならない。
禁煙指導においては、やめられないとかやめても続かないという声をよく耳にするが、簡単にやめられないのが普通で、やめられない・やめても続かないといって、禁煙することを断念するのではなく、振り返ってみて、先週より、先月より喫煙量が減ったことが大事であり、喫煙している状態から徐々に抜け出すことに視点を置く必要がある。もちろんそのためには禁煙を補助するグッズを使うのも有効。

禁煙外来をはじめ、COPDという大きな課題を解決するには、本人や医療従事者のみならず、自治体や様々な職種で幅広く連携していくことが必要であり、そのためには、COPDとはなにか、現状はどうなっているかを知ることが先決である。