適切でない記録は、砂上の楼閣

ある会社で、食品安全の規格を認証取得するために現状がどの程度か確認のために訪問した。
このような場合、確認事項の90%がオペレーションを含めて、現場の現状となる。
予定通り、現状確認が終わり、次回の打ち合わせをしている時に、先方の担当者がこのように質問してきた。
「記録とかあまりご覧にならなかったようですが、よかったのですか?」
確かに決められた手順通りに記録がされているかを確認することは重要である。
でも、今回の目的は、そもそもの一般衛生管理の構築・実施状況が認証取得するために必要な程度までできているかどうかである。よって、求められている手順や仕組みになっていない、あるいはそうかもしれない記録を見たところで、調査側からしたら無意味であり、時間の無駄である。

確かに、その組織にとって、記録はありますか?という問いやそれを求められる場面は多々ある。しかしながら、それは、その記録をつける手順や仕組みがOKでありGoodであることが前提である。
例を挙げると、HACCPプランのモニタリングの記録があっても、その頻度が適切でなかったら、モニタリングの記録を見ても意味がないということである。

このように、「記録しています」主義が散見されるが、大切なことは、その記録を保持することを決めた手順であり、仕組みがどうかである。
そこに注力せずに、ただ記録をつけても砂上の楼閣だということを組織は認識する必要がある。

 

 

外部訪問者が作業区域に入る服を実際に着たことがありますか

食品工場の作業区域に入る時は、訪問先の指定の外部訪問者用の作業服を着て入室するが、その作業服のほとんどが使い捨ての防塵服(つなぎタイプ)である。入室時には電着帽を着用して、さらにこの防塵服についているフードも被る。もちろんマスクは着用している。
この状態で真夏に室温が高い作業区域にいると何が起こるか・・・・

実は、熱中症になりかけた。

この防塵服は全く通気性がないので、体より出された熱が防塵服内にたまる。かつ汗でマスクは完全に濡れてしまい息苦しくなる。

工場の従事者の作業服は防塵服とは素材が違うし、着用している帽子も違うため、暑さの感じ方も違う。

つまり、このような防塵服を外部訪問者が着用して現場にいたらどうなるかを誰も確認していないのではないだろうか。
上記のことがわかっていれば、作業服を着用するにあたり、防塵服の下に着ている衣類を着替えを持参してもらう&着替える場所を提供する(工場に入るとはいえ、外部訪問者である以上、Tシャツとかでいくわけない)などを考える必要性がある。

熱源があり、室内が暑い作業区域や夏場に外部訪問者が入室する時は、どのようにしたらいいか一度考えてみよう。

事故が起きてからでは遅い。

社会人対象のセミナーのデザイン

先日、アメリカへの食品輸出に関するセミナーを実施しました。

今回のセミナーのデザインで気を付けたことは、9:00-17:00までの長丁場で、ただ単に聞くのは飽きるし、そういうスタイルはわかったようで結局はわかっていないし、話をを覚えているようで覚えていない。これを克服すること。
そのためには、「参加者が考える時間をどのように設計するか」

それで結局次のようにデザインしました。
・講義が中心もの→Think -Pair-Shareをポイントとなるところで取り入れる
・演習が中心のもの→グループワークとし、①付箋にかいて貼る ②それをこちらの説明に基づいてグルーピングする ③その結果を発表する ④②の結果をもとにこちらから指示した箇所を文章にする ⑤④の結果を発表する
つまり、自主的に参加する人にとっては実りがあるし、そうでない人にとってはそれなりになるというスタイルに。

そして、セミナー終了後アンケートをみたら、自分たちの手と頭を使うことにより、よく理解できたという類の意見が多くあり、まずは成功。学校と違い社会人相手だと、アクティブラーニングの取り入れは以外と難しく(学生時代から経験していない人が多い、いわゆるチョーク&トークが当たり前だと思っている)アクティブラーニングを取り入れる割合をあまり多くするのは躊躇することが多いが、今回は思い切ってやってよかったと感じたセミナーでした。

社会人こそアクティブラーニングしないと・・・。

 

 

2019年4月はこんな一ヶ月でした。

●食品安全に関する規格構築のコンサル
ISO22000、FSS022000など
今年は上記の認証審査を受ける会社ラッシュ。

●前期授業開始
食品衛生学:前年とシラバスを大幅に変更。15回中3回は演習をいれた。
その他は調理学 こちらは特に変更なし。

●自分の学び
JMOOC主催の「統計学Ⅰ」データ分析の基礎 過去に何度か開催されているが、復習をかねて受講

●出かけたところ
特になし

●読書
読了したものはなし。

2019年3月はこんな一ヶ月でした

●食品安全に関する規格構築のコンサル
ISO22000、FSS022000など

●自分の学び
Food Fraudのe-leraning(University of East Anglia)無事に修了
ISO22000の2018年版への改訂に伴う研修参加
ISO17025の2018年版への改訂に伴う規格解説セミナー参加

●出かけたところ
特になし

●読書
「天子蒙塵」第一巻(新書)

 

2019年2月はこんな一ヶ月でした。

●食品安全に関する規格構築のコンサル
ISO22000、FSS022000など
その他監査など。

●後期授業
後期試験も終わり成績評価も無事終了
来年度のシラバス作成

●自分の学び
9月に申し込んでいたFood Fraudのe-leraning(University of East Anglia)継続中→コンプリートボタンを押してなかったため、1からやり直し^^;

●出かけたところ
国立博物館特別展「顔真卿」

●読書
読了したものなし。

2019年1月はこんな一ヶ月でした

●食品安全に関する規格構築のコンサル
ISO22000、FSS022000など
その他監査など。

●後期授業
通年:調理理論、食品衛生学
後期:食品衛生学実験

●自分の学び
9月に申し込んでいたFood Fraudのe-leraning(University of East Anglia)継続中→コンプリートボタンを押してなかったため、1からやり直し^^;

●出かけたところ
特になし。

●読書
移動時の電子書籍のみ

暗殺者の飛躍〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV)
マーク・グリーニー
早川書房
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暗殺者の飛躍〔下〕 (ハヤカワ文庫 NV)
マーク・グリーニー
早川書房
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2018年12月はこんな一ヶ月でした

●食品安全に関する規格構築のコンサル
ISO22000、FSS022000など
その他監査など。HACCP制度化の影響か。
さらに、FSMA施行後、日本国内に査察にくるFDAが急増。すでに相当のレベルでFSMAに適合しているように仕組みが構築され文書が準備されていなければ、FDAから一報が来てから動いたのでは間に合わない。

●後期授業開始
前期より継続(通年):調理理論、食品衛生学
食品衛生学は来年度より事例研究など演習を盛り込む内容に変更予定。
いくら国試があるからといってトーク&チョークではつまらないし、国試の先にある就職後に活かせる内容をいれていきたい。
少しお休みしていた授業内容について記したブログを2019年度は再開したい。

後期:食品衛生学実験→やっぱり実験科目は楽しい。今年は急な依頼だっためシラバスや実験内容も前任の先生の内容をそのまま踏襲したが次年度は大幅に変える予定。
アクティブラーニングでいつもいってる、知る→わかる→できるへもっていきたい。

●自分の学び
9月に申し込んでいたFood Fraudのe-leraning(University of East Anglia)継続中

●出かけたところ
特になし。

●読書
チンギス紀三

チンギス紀 三: 虹暈 (単行本)
北方 謙三
集英社
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2018年11月はこんな一ヶ月でした

●食品安全に関する規格構築のコンサル
ISO22000、FSS022000など
その他監査など。HACCP制度化の影響か。

●後期授業開始
前期より継続(通年):調理理論、食品衛生学
食品衛生学は来年度より症例研究など演習を盛り込む内容に変更予定。
いくら国試があるからといってトーク&チョークではつまらないし、国試の先にある就職後に活かせる内容をいれていきたい。
後期:食品衛生学実験→やっぱり実験科目は楽しい。今年は急な依頼だっためシラバスや実験内容も前任の先生の内容をそのまま踏襲したが次年度は大幅に変える予定。
アクティブラーニングでいつもいってる、知る→わかる→できるへもっていきたい。

●自分の学び
9月に申し込んでいたFood Fraudのe-leraning(University of East Anglia)継続中

●出かけたところ
11/3 全国陶器市へ 青磁のぐいのみを購入(伊万里焼に含まれる鍋島焼の青磁。国産では数少ない青磁をつくっている)

●読書
チンギス紀二 鳴動

チンギス紀 二 鳴動
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